センチメンタルジャーニー
野暮用で夜に外を歩くことになってアニメとかやとこれヒロインと会って公園で話してって感じの王道展開やんけ!
とか思ってポケットに手を突っ込んでカッコつけて歩いてましたよ。はい。
外が涼しくなり遠くから祭りの太鼓の音が聞こえ、空を見上げると満月。
今日は中秋の名月だな、なんてセンチメンタルな気分に耽っても歩いているのは自分一人。
出会う人などこの世におらず。コンビニにより店員は女性。お茶を一本買う。話すことなど一つも無く。
店を出る。少し冷える。ポケットに手を突っ込む。
空を見上げる。月がある。
月は太陽に照らされて輝いてる。
人間はどうだろう。誰かに照らされながら生きてる人も入れば誰かを照らして生きてる人。そのどちらも。
今の自分は誰かに照らされながら生きてる。
そうだな、これをブログに書けば最近の適当なブログも多少マシになるだろう。
そんな下らないことを呟いて冷めた面して歩く。俺もまた今宵の月のように誰かを輝かしていけるだろうか。copyright(エレファントカシマシ)
なんてことを考えて歩いてる。まだ20だから。