宝石の国一話を見て考える百合とは
※筆者自身まだ一話しか見てないのでネタバレにはならないと思いますがそれでも目に入れたくなければ戻ってください。
※一部批判的に取れる部分もあるかもしれないですが筆者は作品のことを悪く言ってるつもりは無く語彙力が乏しいものによる所以です。
ワイ「このはな綺譚は今期一番の百合作品やな。」
「摂取量としては十分満足。」
こんな俺に大学選抜戦の西住まほの如く待ったを書けるようにリプライが来た。
友人「今期の百合枠で一番強いのは宝石の国ゾ」
ちょっと待てと。成程。
そこまで言うなら見てやろうじゃないか!(そこまでは言ってない)
そもそも今期始まった時には宝石の国というアニメ自体ましてや原作の存在すら知らないような状態(自分の勉強不足)
一応見るだけ見るか、と一話見てみた。
ちなみにTLで中田譲治氏のツイートによってキャラが多くその声をあてている女性声優の豊富さのみ知っている。
タイトルやキービジュアルからなんというかこう…語彙力が無いので表現しにくいのだが綺麗な繊細な言い方は悪いがか弱いといった印象を受けた。
ともかく一話を見た。
まず予想が外れた。冒頭からバトルシーンが描かれている。
ワイ「あぁ〜そういう系か〜あんまりそういうの見ないんだよなぁ〜。」
しかし、主人公のキャラクターやコメディの軽妙さに惹かれ面白いなと思った。バトル描写も嫌いではないのである。
なんて講釈を垂れているが正直一話を見た感想は凄く面白いし視聴は既に確定してる。教えてくれてありがとう友人!
ただ、こう考えたのは後の問題を解決したあとの感想。
確かにアニメは面白かった。しかし、どうも引っかかることがある。
それは、キャラクターの二人称である。
ボクっ娘やオレっ娘がいるように一人称が僕や俺でも女キャラであることの影響としては些細なもの。
ただ、こと宝石の国というアニメにおいては彼という二人称が使われている。
女性に対して彼という二人称はおかしい。しかし、これは百合作品だと紹介された。いったいどういう事なんだ!!!
考えたがさっぱり分からないのでWikipediaに飛んだ。
すると、こう書いてある。
生殖はせず性別は存在しない。
性別は存在しない。
性別は存在「しない」
驚いた。正直に驚いた。性別が存在しないならこれは何なのか!女同士なら百合、男同士ならBL、異性なら…!
宝石の国の国という世界では全てが当てはまらない…いや、逆に考えると全てに当てはめられるのではないか。
この2人は女同士、この2人は男同志、この2人は…と考えたがすぐに破綻することに気がついた。
言い方は悪いが恋愛や恋心のゴール地点の一つは生殖である。
しかし、無生殖ならばそれすらも存在しえない。
無には何も描けない。
これは百合でも何でもない、それ以外のなにかだ。
しかし、ストーリー自体は面白かったので続きを見るべきかどうか悩んでいた。面白い確かに面白いが何だろうかこの腑に落ちない感じは…
そんな中作者様のインタビュー記事を見つけた。
そうだ、作者様はどう考えているんだろう。
そこには、こう書いてあった。
上半身は少年、下半身は少女を表現して描いている。鉱物の無機物無生殖といったないないづくしを表現するには一番「色っぽい」と判断したと。
これを読み今までの何かが晴れた気分になった。
宝石たちは男だ女だなんて浅はかなステージには立っていない。それを一視聴者である自分なんかがどうこうできる筋合いはない。
それでも、自分は低俗な人間だから宝石を削り身につけ自分の理想の物にしてしまいたくなる。
果たして、この考えが正しいのかどうなのかも分からない。
それを知るために残りのストーリーを見て判断しようと思う。